乱数と変数を使ってランダムのアイキャッチ

クローンをランダムに動かすために乱数と変数の使いましょう。
まずは、スプライトの大きさや位置、向きを変えてみます。

最終的にはそれぞれのクローンに番号をつけて、
特定の番号のクローンに違う動きをさせます。

左右に動くネコの動画

乱数をつかう

クローンの空飛ぶネコが左端から右端まで移動しています。

この単調な動きのスクリプトに乱数を入れて
空飛ぶネコの動きを変化させましょう。

単調に飛ぶネコの動画

スプライトの大きさと位置を変える

乱数を使って変化させる内容は、次のとおりとします。

乱数を加える内容の画像

スクラッチのサイトに行って、実際にスクリプトを変更して
動きを試してみましょう。

スクラッチのサイトに行く

単調なプログラムの画像

乱数を入れたスクリプト画像

大きさがいろんなサイズに変化して、y座標の位置も変わりました。

しかし、動きが早くなったり遅くなったりと変です。

修正後の動きの動画

このプログラムだと繰り返しのブロックの中で、動きが3から10の間で変わるために、
ぎこちない動きになってしまいます。

そら先生そら先生

動きを一定のスピードにしたければ、
繰り返しのブロックの中で”〇歩動かす”の〇に乱数は使えないね

繰り返しのブロックの画像

生徒さんA生徒さんA

スピードを変えたいのに、乱数を使えないってどうしたら良い?

そら先生そら先生

変数を使ったらできるよ

変数をつかう

スプライトの速さを変える

”〇歩動かす”のブロックの〇の部分に変数(ここでは動きという名前)を入れます。
そして、その変数を3から10までの乱数にすることで、
選択された数字(例えば3)が繰り返されますね。

乱数と変数を使ったスクリプト画像

変数は、文字や数字のデータを保存して、
いつでも取り出して使える便利な箱のようなものです。

動きという変数を3から10までの乱数とすることで、
乱数が3であれば動き=3となり、3歩動かすを繰り返します

さて、今度は次の2つの課題にチャレンジしてみてください。

  1. 右向きに動くネコだけでなく、左に向かうネコもつくる
  2. クローンされるネコに番号をつけて、
    ポインターが触れた時に5の倍数の番号のネコの色を変えて5と言わせる

5と言うネコの画像

スプライトの向きを変える

左右という名前の変数をつかって、左向きと右向きにネコを動かします。
”0から1までの乱数”のブロックを使っているので0と1がランダムに選択されます。

左右=0なら左向きに動くネコ
左右=1なら右向きに動くネコ

左右を決める変数のスクリプト画像

上手く左右に動くネコを作ることができたでしょうか?

スプライトに番号をつけて特別な動きをさせる

さて最後は、クローンを作る時にローカル変数をつかって、
5の倍数(5、10、15、20、・・・)の番号の場合は、
ネコが色を変えて番号を言うようにしてみて下さい。

番号を言うネコのスクリプト画像

 

下の動画のようにできましたか?
因みに下は3の倍数でも番号を言うように追加してます。

完成動画

ローカル変数についての説明は↓↓